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A工務店(軟弱地盤のエリアの施工が多く改良工事を行っている工務店)の場合

『契約は改良工事金額を含めて行っている。』(改良工事が不要な場合、工事費は契約から除外するを一応書き込んである。)とのことです。『改良工事金額は今まで行った改良工事金額から若干高めに設定している。』とのことでした。この場合の問題点は、競合他社が改良工事費を計上していなかったり、安めに改良工事費を設定している他社に競り負けることがあるそうです。(後から後から追加請求する工務店に契約段階で負けてしまうそうです。)

B工務店(地盤調査によって改良工事の有無が決定している工務店)の場合

『まず、契約前に仮契約金を10万円程度頂き、地盤調査等を行い、契約時には地盤調査の結果に基づき地盤改良工事が必要な場合、改良工事費を計上して契約をしている。』とのことです。この場合の問題点は、仮契約という形をとっているため、地盤改良工事が必要な場合、契約自体がなくなってしまったり、調査だけさせられて他社に乗り変わられてしまったりすることがあるそうです。(いろいろ動き回ったことが無駄になってしまうことがあるそうです。)

C工務店(殆ど地盤改良工事を行わなくて良いエリアの工務店)の場合

『契約時は改良工事は計上していない。』(改良工事が必要な場合、工事費は別途を一応書き込んである。)とのことです。この場合の問題点は、万が一、改良工事が必要な現場の場合、お施主様は予定していない出費となり、改良工事費でトラブルになることです。(改良工事費についてだけならまだいいが、信頼をなくし、後々クレームが多いとのことです。)

【第6章】地盤改良工事費

地盤改良工事費について


今回は、地盤改良工事の金額についてです。

地盤改良工事は地盤調査の結果、周辺の状況、計画建物の概要等により選定されるため、地盤調査の後で工法・材料・寸法が決定されます。

その為、調査が終わるまで、地盤改良工事金額が決定しないため、契約時、お施主様に地盤改良工事費が伝えられず困っているとの話をよく聞きます。

では、工務店ではどのような対応を行っているかを見ていきましょう。






















 


                              
まずは、施工現場がどのエリアになるかを検討する必要があります。